ディスクシステムは以下のような整然とした組織構造と稼働スタイルを持つ。
ディスクシステムはハードディスクの構造がその骨組みを作る。すなわち、数枚の円盤状のディスクが重なり、可動式のヘッドが円盤から読み書きを行っている。円盤ごとにヘッドがあるがすべてのヘッドは1本のアームから伸びている。各ヘッドはばらばらには動けず、アームが動くと、すべてのヘッドがそれに伴って動くことになる。このような構造から、複数の円盤上の異なるデータを同じ位置にあるヘッドが同時に読み書きすることと、円盤が回転することから、アームを動かさないで各ヘッドを同じ位置に固定させた状態で、円盤を回すと、同心円が重なり合う状態になる。これを外から見るとシリンダ(円筒)のような形状に見えるところから、ヘッドを動かさないでディスクの回転だけで最低限アクセスできるセクタ数を、シリンダ単位で数えることにしている。ここにいわゆるセクタとは、円盤上の同じ半径の円1周分、これを1トラックというが、このトラックを適当な大きさに区切ったその1個分が1セクタに相当する。例えば、円盤が4つあるとしよう。裏表計8面ある。1トラックが16セクタあるとすると、ヘッドを止めた状態でディスクを回転させると、16セクタ×8面=128セクタが1シリンダということになる。シリンダには、それぞれシリンダアドレスが振られている。よく考えられたディスクシステムの骨組みである。
実際のディスクシステムの稼働する姿を以下にみよう。
パソコンの電源を入れる。すると、CPUが目覚め、BIOS内のスタートアッププログラムが実行され、ドライブの一番最初のセクター領域にあるマスター・ブート・レコード(MBR)を読み込まれる。BIOSは、MBRに書き込まれているブートローダに仕事をバトンタッチする。ブートローダは、OSを起動するパーティションを確定する。ブートローダは、上記セクターの領域内に書き込まれているパーティションブートプログラムにその仕事をタッチ交代する。パーティションブートプログラムは、OSの起動に必要なファイルを同じパーティション内から見つけ出し、これらのファイルに起動の仕事を引き継ぐ。こうして、ディスクシステムに支えられて、Windowsならお馴染みの背景画面の登場となる。
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